アマゾン（本社、シアトル）が20日、電子レンジやコーヒーメーカーからエアコンやギターアンプまであらゆる家電にアレクサを搭載させ、音声操作を可能とする小さな半導体キットを電機メーカーに販売すると発表した。アマゾンは大手家電メーカーと契約してこのアレクサ搭載キットを日常的な家電製品に組み込みたいと考えており、キットの値段は一つあたり数ドルという。グーグルやアップル、マイクロソフトなどのテクノロジー企業は一様に、日常家電の操作に自社の音声アシスタントを使用させ、消費者データを収集すると共に自社のサービスを販売促進する狙いの競争を続けている。もしこの計画が成功すれば、アマゾンが頭一つ抜け出ることになりそうだ。このキットの名称は、「アレクサ・コネクト・キット」。ハミルトン・ビーチやP＆Gなどの企業が参加を決定済みという。