ミッキーマウスかミキハウスか ー世界の子供服ブランドにするー(第1回)

October 26, 2018 at 8:09pm | by Logstar.jp

MIKI HOUSE Americas 代表

竹田 欣克

東大法学部を卒業後、ミキハウスに入社。3年目にボストン大学院に留学後アメリカに残り、ゼロからアメリカオフィスを立ち上げたミキハウス・アメリカ代表の竹田欣克氏。自ら創業社長にアメリカ進出を提言し、実現させるという行動力は、多くの『初』を実現してきた。世界一の子供服ブランドを目指す同氏に、アメリカでの奮闘ぶりを伺った。

 

ーーアメリカ進出のきっかけ

 アメリカ留学時代、ミキハウスの服を着た3歳になる娘と一緒にボストンのニューベリー通りを歩いていると、たくさんの人から「その服はどこで買ったの?」と聞かれるという出来事がありました。その時、「なるほど、デザイン的には受け入れてくれる人もいるのだなぁ」と感じたのが大きな転機でした。その後、娘をプライベートスクールに入れるんですが、そこに通う子供達は、バーバリーやグッチなどの高級ブランド服を着ているんですよ。「なるほどアメリカでも特定の層は、高くても良いものをわかってくれるんだ、そこにミキハウスもアプローチすれば必ずやっていけるはず」と実感しました。

 

ーーその後、オフィスを立ち上げたんですね

 2003年に大学院を卒業し、社長にアメリカでやらせてくださいとお願いしました。そうしたら、「やってええよ。一人でな」と(笑)。そこで、2004年にニューヨークにオフィスを立ち上げました。最初は誰も知らないので、よく「ミキハウス? ミッキーマウス?」と言われながらやっていましたね。大きな転機は、フレッドシーガルがクライアントになってくれたことです。ロサンゼルスの空港にいたとき、たまたま待ち時間があったので、ダメ元で電話をしてみたら、「ミキハウスならパリのショーで見たことがある。今こっちにいるのか、それなら物をもってすぐに来い」と。すぐにその足でサンプルを持参し伺いました。すると、ドバッとオーダーをいただけたんです。

 

ーーブルーミングデールズの店舗はいつから

 2010年春、私のメンターでもある某大手化粧品会社の創業者に、「そろそろ本格的に百貨店でお店をやりたいけど何か良いコネクションはないか」と相談しに行きました。相談後1週間くらいで、事務所にマイケルさんという方から電話がかかってきました。ラストネームを聞くと、グールド(Gould)と言いました。調べてみたら、なんとブルーミングデールズの会長さん。びっくりしましたね。そこからトントン拍子で話が進み、2010年8月20日、ブルーミングデールズのNY5番街の本店にアメリカ1号店をオープンすることになりました。たまたま、8月20日は私の誕生日でもあるんですよ(笑)。その後、ニュージャージー、マイアミ、サンフランシスコ、オーランドとお店を広げました。

 

ーー今は直営店として展開してますよね

 ブルーミングデールズのお店は、彼らに販売委託してもらうという形でした。そこで今度は、販売委託から直営店という形態に変えてもらえるよう交渉しました。当時は、バーバリーやグッチなどの大人向けブランドの直営店はありましたが、子供服ブランドの直営店はなかったんです。諦めずに交渉を続けた結果、やっと許可をいただくことができました。これは、ブルーミングデールズ創業100年の歴史の中で初だったので、業界内ではとても驚かれたようです。

 

 

ーーなぜサンフランシスコにお店を

 サンフランシスコとロサンゼルスの大きな違いとして、サンフランシスコは買い物をする場所がまとまっていますよね。ロサンゼルスは、方々に広がっていてまとまったセンターがない。最近、サンノゼのバリーフェアにも販売店を出しましたが、ここは新しいエリアとしてとても発展していますし、注目しています。

 

(つづく)

次回は、サンフランシスコのマーケットやアメリカで苦労したことについて聞きます。

 

【ミキハウスからベイスポ読者に10%OFFクーポン贈呈!!】

米国オンラインサイト(mikihouse-usa.com)のみでご使用いただける特別なクーポンコードをご用意いたしました。

オンラインサイト: mikihouse-usa.com

クーポンコード:bysp1810

割引率:10%  割引対象:全品

使用期間:10/12/2018~11/14/2018