【島ゆりのワイン日和】サンタクルーズ山のワイン産地

November 30, 2018 at 10:11pm | by Logstar.jp

島ゆりのワイン日和 第23回

サンタクルーズ山のワイン産地

 

 サンタクルーズ・マウンテンズは、ベイエリアの太平洋岸沿いに南北に走る山地で、約70ものワイナリーが点在しているワインの名産地です。シリコンバレーに近接していますが、大自然が広がり、サイクリングやハイキングといったアウトドアも盛んな場所です。自然を守るため多くのワイナリーが、有機農法など、環境に配慮した持続可能なブドウ栽培をおこなっています。

 

 ここは、太平洋からの影響により比較的冷涼な気候です。またワイン産地は山の中に広がり、多様な地勢や微小気候(micro climate)が作られています。栽培されているブドウ品種も、シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニョンやジンファンデルと様々です。

 

 なかでも、「Ridge Vineyards」は、サンタクルーズのワイン産地を代表するワイナリー。カベルネ・ソーヴィニョンをベースにしたトップワイン「Monte Bello」を筆頭に、長年秀逸なワインを造り続けています。ジンファンデルやシャルドネも素晴らしいワインです。

 

 Ridgeのワイナリーは高い標高にあるため、眺めも抜群。天気のよい日には、ワイナリーのピクニック・テーブルでリッジのワインを楽しむ地元の人たちで賑わいます。実は、日本の大塚グループがオーナーで、日本でも人気のワインです。

 

 「Thomas Fogarty Winery」は、ウッドサイドにあるワイナリー。やはりこちらも眺めがきれいで、結婚式やパーティーも行われています。ワイナリーでは、色々な種類のワインを試飲できますが、異なる単一畑のピノ・ノワールを比較できるフライトは土地の個性を感じることができて興味深いものです。

 

 サラトガの町には、サンタクルーズ山のワイナリーがテイスティング・ルームを開いていて、何軒かお店をハシゴしながら試飲することができます。その一つが、「Big Basin Vineyards」。有機栽培のブドウからワインを作るこだわりの作り手です。ピノ・ノワールやシャルドネの他にも、シラーといった仏ローヌ地方出身のブドウ品種にも力をいれています。

 

 サンタクルーズ山のワイン産地は、小さなブティック経営のワイナリーが多く、フレンドリーでアットホームな雰囲気です。ベイエリアからも近いので、ぜひ週末などに訪問してお気に入りを見つけてみてください。