【島ゆりのワイン日和】シャンパーニュのシュヴァリエ叙任

December 13, 2018 at 10:10pm | by Logstar.jp

 11月末、日本に一時帰国し、「シャンパーニュ騎士団」(Ordre des Coteaux de Champagne)のシュヴァリエに叙任されました。この叙任の式典は、昨年シャンパーニュ地方の中心都市であるランス市と名古屋市が姉妹都市になったことを記念して、名古屋でおこなわれました。

 

 シャンパーニュ地方からは18社ものメゾンの経営陣や醸造長が参加し、式典のあとは名古屋城の夜景を背景にした会場で、これらのメゾンが提供したプレスティージュ・シャンパーニュとともに華やかな晩餐会が催されました。

 

 「シャンパーニュ騎士団」とは、シャンパーニュの魅力を広めることを目的とした団体で、発端は1650年頃にまで遡ります。シャンパーニュの品質や権威を守る役割も担っていて、半官半民の「シャンパーニュ委員会」が唯一認める私的団体として、同委員会も騎士団に参加しています。フランス・シャンパーニュ地方の本部のほか、日本やイギリス、ベルギー、シンガポール等に支部があります。

 

 大事な約束が、「Champagneと呼べるワインは、フランスのシャンパーニュ地方で作られたものに限られる」というもの。叙任式でも、シュヴァリエになる前に復唱しました。例えば、カリフォルニア産のスパークリング・ワインは原則「Champagne」と表記できませんし、「シャンパーニュ」とも呼べません。

 

 アメリカは、シャンパーニュの最大の輸出市場で、特にベイエリアでは多様な種類のシャンパーニュが入手できます。日本の輸入額も上昇傾向にあり、昨年、アメリカとイギリスに次ぐ第3位の市場に躍進しました。特に日本では、高価格帯のものやロゼ・シャンパーニュの人気が高まっています。

 

 シャンパーニュは、お祝いや華やかな場に欠かせないワインとして、ホリデーシーズンから年末年始にかけて、さらに出番が増えます。カリフォルニアのスパークリング・ワインにもよいものがたくさんありますが、ホリデーには少し奮発して本場のシャンパーニュを選んでみてはいかがでしょうか。ギフトにも喜ばれます。

 

 中でもお勧めしたいのが、Louis Roedererの「Brut Premier」、Bruno Paillardの「Première Cuvée」、Pol Rogerの「Brut Reserve」です。これらはnon-vintageの入門的なシャンパーニュで、ワインショップなどで40ドル前後で購入できます。