ワインの資格いろいろ

February 06, 2019 at 11:00pm | by Logstar.jp

 先日、ロンドンで開催された、Wine and Spirit Education Trust(WSET)という国際的なワインの資格の卒業式に出席しました。。

 

 WSETは、ロンドンに本拠地を置くワインや酒等の教育や資格を提供する団体で、ワインの資格ではレベル1~4の段階があり、昨年わたしが取得したのは、この最上位資格であるレベル4:ディプロマです。このディプロマを取得するには、6つの試験に合格し、レポートを提出しパスする必要があり、最短でも1年半~2年かかります。

 

 試験は、もちろん英語で、扱い分野は世界中のワインが含まれ、また酒精強化ワインや蒸留酒など多岐に渡ります。試験は、ブラインドでの比較試飲と理論から成り、理論は、論述試験が中心です。ただ知識を暗記するだけではなく、ワインについて色々と考えるきっかけとなり、大変でしたが、やりがいがあるものでした。

 

 WSETは、今年は創立から50周年で、年々、世界中に有資格者を増やしています。現在では約70カ国に広がり、国際的なワインの資格として認知されています。卒業式では、ロンドン在住のワイン業界のレジェンドたちも数多く出席しており、イギリスが歴史的にもワイントレードの中心であることを実感しました。

 

 日本では、ワインの資格といえば、日本ソムリエ協会が認定するソムリエの資格が有名です。ワインを仕事にしていない人は、「ワインエキスパート」という資格を取ることができます。

 

 アメリカのワイン業界では、WSETと双璧をなすのが、Court of Master Sommeliersという団体が主宰するソムリエの資格です。こちらも、レベル1~4の段階があり、レベル2をパスすると「Certified Sommelier」と名乗ることができます。最高位は「マスターソムリエ」という超難関の狭き門で、ワイン業界での最高峰の資格の一つです。

 

 ソムリエやワイン業界を描いた「SOMM」(1~3)というドキュメンタリー映画があるのですが、特に初回では、マスターソムリエ試験に挑戦する候補者たちの姿が描かれており、その試験の大変さと緊張感が伝わる映画で、ワインに興味ある方にお勧めです。ネットフリックスなどでも見られます。

 

 そして、マスターソムリエと並んで最高峰といわれているワインの資格が、やはりイギリス発祥の「マスターオブワイン」です。日本在住では、唯一、大橋健一さんが有資格者です。